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ニュージーランドには在来種の植物もたくさんあります。
ニュージーランドにある植物の80%が在来種だといわれています。
ニュージーランドの在来植物を少しだけご紹介。
mānuka(マヌカ)
キャプテンクックや初期の入植者たちが、マヌカの葉を茶の代わりに使って、紅茶を作っていたらしく、「tea tree」と呼ばれていました。
低木から〜10mまで成長しますが、約4〜5mくらいのサイズが1番多いです。
直径10〜12mmの真っ白い花が1つずつ咲いているのが特徴です。
木の寿命は約60年と比較的短いです。
マヌカといえばニュージーランドのイメージが強いですが、実はオーストラリアにもあります。

マヌカハニー
日本でも『マヌカハニー』として有名なはちみつは味わいが濃く、風味が強いです。
また非常に強い抗菌作用、抗菌剤が含まれており、傷の治癒、感染症の治療、免疫力の向上によく使用されます。
日本では高級なイメージですが、普通にスーパーに売っています。
お手頃価格です。
お土産屋さんで買うよりスーパーで買ったほうが安いのでおすすめです。

マヌカから取れるマヌカ油にも抗菌性および殺菌作用、抗炎症作用が強いため、乾燥肌、傷、ニキビ、その他のさまざまな皮膚疾患の治療のための医薬品および化粧品製品に使用されています。
マヌカの木は黒い?

マヌカはsooty mould(スーティモールド)という菌類によく覆われています。
これは樹液を吸うエリオコッカス・オラリエンシス(カイガラムシ)によって作られています。
エリオコッカス・オラリエンシスはオーストラリアから持ち込まれた外来種であり、黒い菌類でマヌカを覆うことで光合成を妨げ、マヌカを衰弱させ殺してしまう可能性があります。
黒い菌類から白い毛のようなものが飛び出していて、その先に蜜がついていることがあります。
これはhoneydew(ハニーデュー)とも呼ばれ、エリオコッカス・オラリエンシスが出している蜜です。
抵抗感がなければぜひ指ですくって舐めてみてください。少なすぎてよくわかりませんが、ちょっと甘いです。

kānuka(カヌカ)
カヌカは約10種類ありますが、絶滅の危機にさらされています。
最大30mまで育つと言われています。
花が直径4〜5mmと小さめで、クリーミーな白色をしています。
まとまってごちゃっと咲いているのが特徴です。
寿命は約100年以上と、長寿です。

カヌカハニー
日本ではあまり聞き覚えがありませんが、カヌカハニーももちろんあります。
カヌカハニーは、薄茶色の色で、より温和な味わい、マヌカの花から作られる蜂蜜と比べて、より手頃な価格で風味や色が控えめです。
抗菌作用や抗炎症作用はありますが、マヌカハニーに含まれるものほど強力ではないと言われています。
マヌカハニーは日本でも手に入るので、あえてカヌカハニーに挑戦してみるのもあり。
カヌカから取れるカヌカ油はマヌカ油よりも強度が低く、より穏やかな抗炎症作用で選ばれることが多いらしい。
油は希釈して局所的に塗布することで、刺激を受けた肌を落ち着かせ、発疹を和らげ、にきびを治すことができます。
何が違うの?
名前も雰囲気も非常に似ているマヌカとカヌカですが、実はまったく異なる植物です。
ですがどちらもニュージーランドの環境において極めて重要な役割を担っています。
高密度のカヌカ・マヌカの森林は、激しい雨嵐の際に土地を保全するのに非常に効果的で、土壌が滑りやすい急斜面の安定性を維持するのに効果的であると言われています。
歴史的に見ても、マオリの人々はどちらの植物も薬として使用していました。
特に葉や樹皮、木などの植物の部位を用いて、皮膚の感染症や消化器系の問題などの病気を治療していました。
マヌカとカヌカの両方が現代の自然療法でも人気のある成分であり、発熱、風邪、やけど、皮膚および筋肉の炎症、目や口の問題、および痛みの緩和および鎮静剤としての治療に使われています。
どちらもニュージーランド全土に広く生息していますが、実は農地や放牧地を作る際に邪魔にされ、燃やされてしまうことがあります。
薪としてもよく販売されていますが、あんまり薪にしないでーってニュージーランド政府も言っています。
自分たちの生活と自然保護、きっと永遠に私たちが考えていかなければならない問題ではありますが、人間が必要以上に強欲になる必要はないと思います。
ニュージーランドは特にまだまだ自然がたくさん残っているので、マヌカやカヌカも含めて今ある自然は最低限守っていきたいところです。