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ニュージーランドを代表するソングバード。
美しい声でさえずる鳴禽類(めいきんるい)のことを英語でsong birdsといいます。
確かによくさえずってます。
TUI(トゥイ)

基本的にはニュージーランド国内のどこにでもいます。
他のたくさんの固有種の鳥が絶滅、または絶滅に瀕してしまっていますが、TUIは人間がもたらした多くの変化にも適応し、生き残り、繁栄した数少ない固有種の1つです。
けっこう大きいです。30cmくらいあります。
オスの体重が125g、メスの体重が90gあります。でかくない?
ぱっと見は黒っぽく見えますが、背中と脇腹は濃い赤みがかった茶色で、頭や尾は光に当たると光沢のある青と緑であることがわかります。
首に糸状の白い羽があり、首の下の白いボンボンが特徴です。
それからすごくおいしいということが昔の文献によく書かれています。確かに丸々としておいしそうです。
が、今は保護されているので食べてはいけません。
勇敢で攻撃的、闘争心が強く、縄張り意識が強いので他の鳥を攻撃して自分の縄張りから追い出します。
空気を激しく叩き自分が重いことをアピールし、縄張りを主張しているそう。
いつもすごいバタバタ飛んでるなー飛ぶの苦手なのかなーって思ってたんだけど、縄張りを主張してたんだね。
そして自分の縄張りの外では他の鳥と一緒に餌を食べたりするらしい。
それはいいんだね。
花の蜜を食べます。コーファイが咲くとよく花粉で顔を黄色にしています。果物や大型の虫も食べます。
虫を驚かせるために飛び跳ねたり茂みを叩いている姿が目撃されています。
また、中型の果実の種子を散布できるため、森林再生に重要な役割を担っています。
繁殖期以外は餌を求めて長距離を移動します。餌を求めて1日に最大10km飛行することもあります。

TUIの鳴き声
TUIは音を発生させる喉頭を2つ持っていて、まるで笑っているかのように鳴くこともあれば、笛のような鳴き声も出すことも、機械のような鳴き声を出すことも、え?おじさんが痰吐いたの?って思うような声で鳴くこともあります。
また人間の耳には聞こえない高い音を出すこともでき、何も聞こえないのにクチバシを開けて胸を膨らませている場合は私たち人間には聞こえない音で歌っている可能性があります。

モノマネも得意で電話の呼び出し音やガラスの割れる音など何百もの音を操ることができます。
単語や短い文を記憶することもできるため、マオリはTUIを檻に入れて言葉を話せるように訓練し、訪問者を迎えることもあったそうです。
BELLBIRD(ベルバード)
マオリ語でkorimako(コリマコ)といいますが、だいたいみんなベルバードと呼んでいます。
基本的にはニュージーランド国内のどこにでもいます。
小さいです。小鳥って感じ。大きさは20cmくらい。
オスの体重が35g、メスの体重が25gくらいです。
オスの方がひとまわり大きいです。
オスはオリーブグリーン色でメスは茶色です。
オスもメスも真っ赤な目をしています。
メスは口の横に1本白い線が入っています。


波打つように非常に速い速度で飛行します。
そして寿命は約8年。意外と長いなと思いました。
ニュージーランドにヨーロッパ人が来る前はたくさんいましたが、1860年頃に急激に減少してしまいました。ネズミや病気が原因だったといわれています。
が、固有種としては比較的多く生き残っているほうで、絶滅危惧種には指定されていません。
毎年同じ場所に巣を作ることを好みます。
花の蜜、果実、昆虫などを食べています。
ブラシのような舌を使うことで、より花の奥から蜜を吸えるようになっています。
これにより花の受粉の役割を果たしています。
また果実も食べることで種子を散布し森林再生の補助に重要な役割を担っています。
繁殖期以外は花を求めて長距離を移動します。1日に10kmかそれ以上移動します。

BELLBIRDの鳴き声
BELLBIRDの鳴き声はきれいです。
まさに森の中で聞く、きれいな小鳥の鳴き声です。
TUIともよく似ていますが、TUIみたいな変な鳴き方はあんまりしません。
夜明けと夕暮れ時に他の鳥類がほとんどいない場所で特によく鳴くそうです。
ニュージーランドに来たばかりの入植者にとって、森の夜明けにBELLBIRDの歌声を聞くことは大いに喜ぶことだったそうです。
古い文献によくBELLBIRDの鳴き声に関する記録が残っています。
鳴く時は背中をそらせて胸を膨らませます。
一生懸命歌ってる感じがかわいいです。
まとめ
TUIとBELLBIRDは見た目は全然違います。
が、どちらも美しい声でさえずるsong birdです。
TUIは特に大きく目立つので、自分でも見つけやすいと思います。
BELLBIRDは小さいので自力で探すのはちょっと大変かもしれませんが、その声は実はよく聞いていたりします。
姿を探すだけでなく、たまには鳥の声に耳をかたむけて、TUIかな?BELLBIRDかな?と考えてみるのも楽しいかもしれません。